はじめに
これから釣りをはじめようとする方にとって、最初に直面する悩みは大きく2つあると思っています。
- どんな魚を釣ろうか?
- どんな道具を揃えればよいか?
このどちらかさえ決まれば、もう一方は自然に決まるのですが、最初はそのどちらも分からず立ち止まってしまう…という方も多いはずです。
そんな方に向けて、**「意外とマルチに使える」**釣りスタイルとしておすすめしたいのが、シーバスフィッシングです!
第1章:なぜシーバスフィッシングがおすすめなのか?
シーバス(スズキ)は、海釣りの中でも非常に人気のあるターゲットです。
ただ、今回おすすめしたい理由は、「釣れる魚として魅力があるから」というだけではありません。
✅ シーバス釣りは意外と“汎用性が高い”!
シーバス用ロッド(いわゆる“シーバスロッド”)は、
30g〜40g前後のルアーを投げられる設計になっているものが多く、これが大きなポイント。
つまり、
- シーバスはもちろん
- 中型の青物(サバ・イナダなど)も狙える
- 糸を少し細くすればエギング(イカ釣り)にも使える
- さらに、投げ釣りやサビキ釣り(エサ釣り)もOK
と、1本でさまざまな釣り方に応用できるのです!
第2章:どんな人に向いているスタイル?
🧑🎓 こんな方にシーバスフィッシングはピッタリ!
- 釣り道具を一式そろえるのが不安な人
- 自分に合うスタイルがまだ分からない人
- 最初は手軽に、でも後からいろんな釣りも楽しみたい人
- 自然の中でゆったり過ごしながら、ゲーム性も欲しい人
つまり、「最初の1本」で失敗したくない人には、まさに理想的な選択です。
第3章:気軽に始める釣りとしての魅力
シーバスフィッシングの魅力は、その汎用性だけでなく、始めやすさにもあります。
- 初心者向けの道具セットも豊富
- 全国どこでもシーバスの生息域が広い
- 陸っぱり(堤防や河口)から手軽に狙える
また、キャストして巻くだけでも釣れる可能性があるため、「難しすぎて挫折」しにくいのも特徴。
釣り初心者にありがちな「釣れない…つまらない…やめようかな」という壁を越えやすいスタイルでもあります。
第4章:初心者におすすめの道具と選び方|失敗しないシーバス入門セット
では実際に、シーバスフィッシングを始めるにあたってどんな道具を揃えればよいのか、
“これだけあればOK”という最低限のアイテムを紹介していきます。
アイテム | おすすめスペック | 理由・ポイント |
---|---|---|
ロッド | 8.6〜9.6フィート(30g〜40g対応) | 軽くて投げやすく、さまざまな釣りに応用可 |
リール | スピニングリール 3000〜4000番台(ハイギア) | シーバス〜青物まで対応可、トラブル時も素早く回収 |
ライン | PE 0.8〜1.2号+リーダー12〜20lb | 飛距離と強度のバランスが良い |
ルアー | ミノー、バイブレーション、メタルジグなど | 最初は3種類を使い分けるのがおすすめ |
タモ網(ランディングネット) | 柄の長いもの(3m以上) | 足場の高い堤防での魚の取り込みや大物対策に必須 |
その他 | クーラーボックス、フィッシュグリップ、ライフジャケットなど | 安全面&魚を持ち帰るための必需品 |
📘補足コラム:私が“シーバスフィッシング”にハマったきっかけと、最初の失敗
私がシーバスフィッシングを始めたのは、社会人になってから。
きっかけは、当時の同僚に「今度一緒に釣りに行かない?」と誘われたことでした。当時の私は、釣りに関してまったくの初心者。
同僚に「ロッドとリールがあれば大丈夫だよ」とだけ教わり、軽い気持ちで近くの釣具店に向かいました。対応してくれた店員さんは親切で、言われるがままにロッドやリールなど必要な道具を揃え、ワクワクしながら釣りデビューへ。
……ところが、全く釣れない。周りの人たちは次々と魚を釣り上げているのに、自分の竿にはアタリすらない。
今思えば、ロッドの長さが足りず、遠くのポイントに届いていなかったんです。
近くに届いても魚がいなければ、当然釣れませんよね。そこで思い切って釣り場を変え、いくつも場所を回るうちに、ようやく自分のタックルが活きるスポットを発見。
初めて釣り上げたのはソゲ(ヒラメの小さいサイズ)でした。狙っていた魚ではなかったけど、あの瞬間の喜びは今でも忘れられません。ちなみにそのとき使っていたリールは2500番。
最初は「これで十分だろう」と思っていましたが、中型の青物がかかったときに糸の巻き量が足りず、悔しい思いをしたこともありました。
大型のシーバスにも対応できず、「最初から3000〜4000番にしておけばよかった…」と後悔しました。だからこそ、これから釣りを始める方には「最初の1本を少し余裕のあるものに」ということを、伝えたいです!
第5章:おすすめの釣り場とスタイル|まずは通いやすさと安全性から
🏞️ 初心者におすすめの釣り場
- 堤防(港湾):足場が安定、安全性が高く、シーバスの実績も豊富
- 河口域:淡水と海水が混じる場所で魚の回遊が多い
- サーフ(砂浜):広範囲を狙え、青物やヒラメも期待できる
🎣 実際に私がやっている釣り場の探し方
- ✅ 「アングラーズ(Anglers)」という釣果共有サイト(アプリあり)です。ユーザーが記録した釣果情報をもとに、どんな魚が、いつ、どこで釣れているかが分かるので、釣り場選びの参考になります。🔗 アングラーズ公式サイト
- ✅ 釣具店で相談して、地元のおすすめポイントを教えてもらう
- ✅ 釣り経験のある友人・知人に聞いてみる(一番リアルで信頼できる!)
第6章:まとめ|シーバスから始める“失敗しない釣りデビュー”
シーバスフィッシングは、ただ「釣れるかどうか」だけでなく、
- 多様なスタイルに対応できる
- 道具の応用範囲が広い
- 初心者でも始めやすい
といった点で、最初の1本に選ぶ価値のあるスタイルだと思っています。
✅ 最後にひとこと
釣りは、「魚を釣る」という目的だけでなく、
準備して・悩んで・自然の中で時間を過ごすこと自体に楽しさがある趣味です。
道具選びで悩んだり、釣り場で失敗したり、うまくいかなくても大丈夫。
最初の一歩があなたの新しい楽しみにつながるはずです!
🔜次回の記事では|私が実際に使っているシーバスタックルを紹介!
- ロッド・リールの具体的な機種と選定理由
- 実際の釣行で感じた使用感
- PEラインやリーダー、よく使うルアーの組み合わせ
「じゃあ実際に何を買えばいいの?」という疑問に、体験談ベースでお答えしていきます!
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