待望の新作『首都高バトル』をプレイして感じたこと

レビューと感想

🏁 はじめに|私と「首都高バトル」の出会い

私が初めて『首都高バトル』に出会ったのは、PlayStation 2で発売された『首都高バトル01』でした。

きっかけは、当時の友人から「面白いレースゲームがあるから、やってみないか?」と誘われたこと。
もともとレースゲームが大好きだった私は、二つ返事で友人宅へと向かいました。

実際にプレイしてみると……
最初は正直、戸惑いました。

それまでのレースゲームといえば、決められたコースを周回して、ゴール時の順位を競うものが常識でした。
でも『首都高バトル』は違ったんです。

ライバル車を見つけてバトルを挑み、SPゲージを削り切った方が勝ち。
前に出れば相手のゲージが減るけれど、壁や他車との接触によってはたとえ前にいても負けてしまう。
逆に、追い越さずとも勝ててしまうこともある。

このシステムはまさに、実際のドライバーの心理状態をゲームに落とし込んだような斬新さでした。

🎮 第2章|『首都高バトル』とは? 新作の概要まとめ

2025年1月23日。
約18年ぶりに『首都高バトル』シリーズの最新作が、Steamにて早期アクセス版として登場しました。

開発を手がけたのは、かつてのシリーズ作品も手がけていた「元気(Genki)」。

この発表を見たとき、私は思わず「ついに帰ってきた…!」と呟いていました。
それほど、このシリーズの新作を長年待ち望んでいたのです。

正直な話、他の好きなゲームの新作が発表されるたびに、
「そういえば首都高バトルの新作って出てないな」「もう出ないのかな?」と、
公式サイトや口コミを定期的にチェックしていたほどです。

そして今、ついにこの日が来たんだ——。
そんな想いを胸に、早速コントローラーを握りました。

🔍 基本情報

項目内容
タイトル首都高バトル(Shutokou Battle)
開発 / 発売元株式会社元気
プラットフォームPC(Steam)
リリース日2025年1月23日(早期アクセス)
ジャンル公道バトルレースゲーム
舞台近未来の封鎖された首都高環状線(実在の東京環状線をベース)

🚗 本作のポイント

  • シリーズ伝統の「SPバトル」システムを継承
    ゴールのない“心理戦”のレースが健在。
  • 実在の車種やカスタムパーツを搭載
    おなじみのチューンが可能で、見た目にもこだわれる。
  • 現代のグラフィックと挙動で進化
    ノスタルジーとリアルさが両立された新しい首都高バトル。

🚗 第3章|プレイして感じた「懐かしさ」と、期待

実際にプレイしてみて、まず最初に出てきた感情は——
「懐かしい!」
この一言に尽きます。

『首都高バトル』といえば、ライバル車に接近してパッシングすることで始まるSPバトルシステムが最大の特徴。
そのシステムが、昔とまったく変わらない形で残っていたのは、本当に嬉しかったですね。

当時の感覚がよみがえるようで、気づけば夢中になって走っていました。


🔍 気になる点もいくつか…

プレイしている中で、ふと気になったのが『首都高バトル01』で私がもっとも苦戦したライバル——
**「迅帝」**の存在です。

現時点では、私自身まだそこまで進めておらず、ネット上でも「登場した」という情報は見つけられていません。
あの因縁のライバルにまた出会えるのかどうか、今後の展開に密かに期待しています。

それから、**“早期アクセス版”**という形式も気になるところ。

このまま正式リリースに向けて、車種やコース、ライバルたちがどんどん追加されていくのか……
そう思うと、これからのアップデートにもワクワクせずにはいられません。

🛠️ 第4章|少し気になったポイントたち

ここまで褒めまくりでしたが、実際にプレイしてみて「もうちょっとこうだったらな」と感じた点もいくつかあります。
今後のアップデートに期待を込めつつ、気になったポイントをいくつか挙げてみます。

🚘 車種の少なさが少し寂しい
今作をプレイしていて感じたのが、全体的な車種の少なさです。
昔ながらの国産車がいくつか収録されてはいるものの、「もっと色々な車種を選びたい」と感じる場面もありました。
もちろん、これはあくまで早期アクセス版ということを踏まえれば、現時点で完成されていないのは当然とも言えます。
今後のアップデートでどんな車種が追加されるのか——そこも含めて楽しみにしていきたいと思っています。

🎥 車内視点がない
もうひとつ、プレイしていて「ん?」と思ったのが、車内視点が非搭載なこと。
せっかくグラフィックも今風になってきているのに、コクピットからの視点で走れないのはちょっと残念でした。
個人的には臨場感がアップするので、今後の追加に期待したいところです。

🛣️ コースバリエーションについて
収録されているコースについても、いくつかの有名な首都高の区間は再現されていますが、現時点ではまだ控えめな印象を受けました。
とはいえ、これも「早期アクセス版」という開発途中の段階であることを考えれば納得です。
今後、どのようにコースが追加されていくのか、その進化が楽しみです。

🏁 第5章|まとめ ー 待ち続けた甲斐があった

10年以上、心のどこかでずっと待ち続けていた『首都高バトル』。
その最新作がついにリリースされ、実際にプレイしてみて思ったのは、

「あの頃の熱狂は、ちゃんと今につながっていた」

ということでした。

懐かしいバトルシステム、どこか無機質で孤独な雰囲気、走ることでしか語れないストーリー。
どれも、当時の記憶を刺激しながら、今のゲームらしさも取り入れられていて、
「ただの焼き直し」ではなく、「ちゃんと帰ってきた」と感じさせてくれました。

気になる点(車種の少なさや視点の選択肢など)もありますが、それも含めて“未完成な進化”
むしろ、「これからのアップデートでどう変わっていくのか」を見届けたい気持ちの方が強いです。

私のように、長年このシリーズを待っていた方はもちろん、
過去作を知らないという人にも、ぜひ触れてみてほしい作品です。

夜の首都高で、静かに火花が散るあの感覚。
あなたにも、ぜひ味わってほしい。

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