はじめに
私は今、働き方について大きな悩みを抱えています。毎日、出勤するのがつらくて、「辞めるべきか、それとも続けるべきか」という問いを、何度も何度も自分に投げかけています。
まだ結論は出ていません。この文章も、決意を表明するものではなく、あくまで“悩んでいる途中”の私が、自分の考えを整理するために綴っている記録です。
この働き方に関する葛藤には、私自身の特性や、うつ病との付き合い、家族との関係、将来への不安など、さまざまな要素が関係しています。
自分と同じように悩んでいる方の心に、少しでも届くものがあれば幸いです。
「ただ、会社に行くだけ」が、なぜこんなにしんどいのか
ある朝、私は思いました。「今日行けば、別に何かあるわけじゃない。誰かに怒られるわけでも、何か困難があるわけでもない」──でも、足が重い。心が重い。どうしても体が動かない。
会社の人間関係は悪くありません。誰かに直接嫌なことをされたわけでもない。でも、自分の中に、会社という空間に行くことへの強い拒否反応があるように感じていました。
私は昔から、他人の感情に敏感なところがあります。電車の中で誰かが誰かの悪口を言っていると、内容が聞こえなくても雰囲気で分かってしまい、ストレスを感じる。そんなふうに、人の“負の感情”を無意識に受け取ってしまうことが多いのです。
職場で誰かがイライラしていると、それが自分に向いていなくても、雰囲気だけで緊張し、必要な確認すらできなくなる。そしてその確認不足がミスを生み、また自分を責めてしまう──そんな負の連鎖に、私は何度も苦しめられてきました。
辞めたい気持ちと現実的な不安
この状況が続けば、いずれ心身が壊れてしまうのではないか──そう思う日もあります。一方で、すぐに辞める決断もできません。生活費の問題があります。
現在、私は就労継続支援A型事業所の利用も検討しています。妻は失業保険や家計の見直しをしてくれていて、今後の生活をどう組み立てていくか、ふたりで話し合っているところです。
正直、在宅ワークだけで生活していける自信はまだありません。でも、少しずつWebライターの勉強を始め、実際に本も購入しました。
転職経験も多く、履歴書1枚では収まらないくらいです。それでも、辞めて後悔した職場は1か所だけです。この経験が、「今の場所にしがみつかなくても、なんとかなるかもしれない」と思わせてくれています。
とはいえ、年齢的な面や転職回数の多さが、新たな一歩を踏み出すことへの不安材料になっているのも事実です。「また同じことを繰り返すのではないか」「もう雇ってくれる場所がないかもしれない」という思いが、心のどこかでブレーキをかけているのを感じます。
転職を繰り返す中で、もし「もっと早くやっておけばよかった」と感じていることがあるとすれば、それはパソコンスキルの習得です。 今は、パソコンが使えるだけで選べる仕事の幅がぐっと広がる時代です。在宅ワークに挑戦しようと思えたのも、このスキルが少しずつ身についてきたからこそかもしれません。
主治医との相談と、職場とのやり取り
この不調がうつ病によるものではないかと疑った私は、主治医にも相談しています。これまでの経過を説明し、状態に合ったアドバイスをもらっています。
また、会社の上司にも現在の状況を伝えました。「無理せず、まずはしっかり休んでください」といった温かい言葉もかけてもらい、少しだけ心が軽くなった気がしました。
同時に、「休みが長引けば、会社として何らかの判断が必要になるかもしれない」という現実的な話もあり、現状が一時的な猶予であることも感じています。
それでも、まだ私は動けている
今、私は何も決まっていません。
でも、「もう動けない」と感じていたときから比べれば、少しだけ前を向けています。主治医と話し、妻と話し、仕事をどうするか、生活をどうするかを考えています。
このブログで書いていく内容も、そんな私の歩みのひとつです。いきなり正解を出すのではなく、悩みながら、自分なりの“ちょうどいい働き方”を探していく。
この記事が、同じように迷っている誰かの背中をそっと押すことができたなら、これほど嬉しいことはありません。
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